『エピローグ』の撮影について。③

③【フィルム現像】

そう、フィルムは当然撮って終わりではありません。現像(と結局はPCで編集をするので、デジタル化(テレシネ))が必要です。

僕は誰から聞いたか覚えていませんが、「関西のイマジカに送ったらモノクロ16mmが焼いてもらえる」と楽観的に思っていました。

もちろんきちんと下調べなどはしていません。

しかし、電話すると

イマジカの方「16mmでモノクロ? いや、無理ですね。現像工程が違うんですよ、残念ながらもう機械がないんです」とのこと。

焦った僕はググりました。そして片っ端から電話しました。

そして8mmなどの現像をしている墨田区の会社、『レトロエンタープライズ』さんに連絡しました。

レトロさん「白黒ネガはうちでもできないので、ドイツやオランダのラボに送ることになるかも」

とのこと。

僕はお金のことを考え、絶望しました。「一体いくらかかるんだ・・・」

でも当然、もう撮った以上、完成させないといけません。

僕はそれでも頼みました。

すると、とても親切にお調べくださって、「ムラはでてしまうかもしれない」ということでよければ、国内でできるかもしれませんので、特別にやってみます、とのお返事をいただきました。

僕は藁にもすがる思いで、お願いしました。

(④の【現像の形式について】に続く)

(写真は参考までに、現像作業明細書)

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百々保之