準備中の『カウンセラー』のシナリオ公開と、制作費について

さて、誰が読みたいのかはわかりませんが、撮影に「入りたい」中短編シナリオ(35分から40分想定)をアップします。

なぜそんなことをするのかというと、特にまだ撮影準備に入れていないシナリオをアップする人なんて多分いないだろうからです。

まあ、現状製作費がどうにもならず動き出せないので、やけっぱちなのです。

お金をどう考えていて、今どうにもなっていないのか、下に書いておきます。

自主映画ってだいたいこんなもんなのかなというのがわかってもらえるかもしれないし、なかなかこういった恥を見る機会はないと思うし、何かの資料になるかもしれないから書いておきます。

※ラブシーンがあるのですが、裸を撮影するつもりなく、服をきたまま、スカートから太ももが見える、という想定です。

『カウンセラー』シナリオ↓

ここに載せていましたが、完成しましたのでシナリオは削除しました!(酒井2020.10/22)




中短編を撮るために考えているお金のこと。

撮るために考えていること。

それは当然100%お金の話となるのですが、

僕が考える低予算にしていく方法はいくつかあります。

まず、尺は一定として

①できるだけ登場人物を減らす

②できるだけシーン数(撮影場所)を減らす

③できるだけ特殊な小道具やギミックを減らすことで、スタッフ数を減らす

④できるだけ人の出入り、場所移動を簡略にして撮影日数を減らす

ということです。


そうした上で、自分の財布で撮影する。というのがベストです。

しかし、お金がない。となると・・・

これ以外は、ウラワザになってくるわけです。それは、

⑤人件費を払わない


これは、詳細には

⑴友人・あるいは同志でやる

⑵ワークショップあるいは学校授業としてスタッフ・キャストを募集(むしろ制作費の元となる)

という2パターン、あるいはその両方です。

これは不健全と思う方もいるでしょうし、その意見は真っ当ですが、これなくしてはかなりの数の自主映画はありえないのが現状です。


例えば、⑴に関して

学生が作ったもの、と言ったら聞こえはどうなるでしょうか。

アマチュアでやりたい、という役者さんにボランティアで出演してもらい、「ぜひ作ろうよ!」という熱意で学生仲間がスタッフをする。

それは未来ある学生の学びの一環でもある。

実に普通のことで、誰も損をしません。むしろ若さもあるから、はたから見たらキラキラとしたスポーツにかける青春と同じに見えるかもしれません。

実際かなりの数の学生制作のものはあります。

しかも機材費用や、ロケ地に学校を使用する場合は場所代もかかりませんから、かなり低コストでできるはずです。

(かくいう僕も、映画美学校修了制作で作ったことがあり、その時は15分尺で、スタッフ・キャスト共にボランティアで、15万の予算でした)


同様に⑵に関して

払いたい人が払い、経験や作品を対価として受け取るのでこれもアリ(もちろん悪質な場合をのぞいて)。

ちなみに⑵のほとんどの場合は順序が逆のはずです。

企画(シナリオ)→準備、ではなく、

集まった役者→シナリオ、スタッフ編成→可能な企画を考える、という意味で。

(これに近いこともやったことはあるのですが、権利上ややこしいので詳細を載せません)


これは個人で企画を立てるのに結構悩みどころで、⑴に関しては

「タダでも協力するよ」or「ぜひやりたいよ」と言ってくれたりしても、学生でもないのにいつまでもそれに甘えて良いのか?(当然ダメか)

とはいえ、甘えない代わりに、お金が作れず企画がポシャっても「だからやるって言ったのによー。熱意が足りねーよ」と結果裏切り者になる、

というジレンマがあります。


⑵に関しては、うまくいけば全員にとってある程度ウィンウィンになるだろうし、そうでなくても経験として仕方ないのかもしれない。

ただ、最近はワークショップ作品、講師が作った作品数が異様に多いので、「こういうのが当然のようにあるからダメなんだ」という声もちらほらあるし、それはそれで真っ当。複雑な気持ちになります。


グダグダ愚痴を書いてきたけど、つまり言いたいことは一言だけで、

「貧乏なくせに、八方美人に真っ当な人づらをさげて、好きな作品を作りたい」ということに尽きます。

そこで最低の所得保障程度で出した見積もり概算はこの通り。


ざっくり約100万円です。うち、6割ほどは人件費。

といっても、人件費もリハなどを考えても最低の最低です。もう気持ち程度でしかない。

スタッフも気心の知れた友人たちに、結局は技術には決して似合わない金額で頼むしかない、という有様です。

機材は友人が持っている機材からも借り、衣装は役者さんの持っている衣装を使用させていただくこともあるだろうし、現場は僕を入れてメイク以外で、スタッフは6人。


この金額を確保するのに、先ほど書いた虫のいい僕にとってのお金の集め方として、クラウドファンディングもありうるかと思っていますが、

いかんせん、読んでわかるように社会的意義も全くなく、僕の名前にも価値はない。

出てくれる役者さんにファンがいれば、可能性があるかもな、というおんぶにだっこの他力本願の状況です。

もし、クラウドファンディングの可能性含めて、やってもいいよ、という役者さんがいたらご連絡ください。ちなみに倉田役以外は未定です。

※役者さんほぼほぼ決まりました。(2/13)


(酒井)連絡先↓

drunkenbird.running@gmail.com

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百々保之